日本株式市場では、日経平均株価が5日連続で下落し、世界的な貿易摩擦の影響でリスク回避のムードが強まった。一方、国債価格は前日の急落から回復した。新首相の高市早苗氏が月曜日に解散総選挙を呼びかけ、財政懸念を高めたことが背景にある。
2026年1月21日、東京株式市場で日経平均株価は0.45%安の52,751.16円で推移し、取引開始時に最大1.5%の下落を記録した後、損失を縮小させた。より広範なトピックス指数は0.88%安の3,593.85となった。
前日の取引では、株式安に加え、円安と国債価格の下落が進行し、利回りは過去最高水準に達した。これは、高市早苗首相が月曜日に解散総選挙を表明し、ライバル政党に倣って8%の食品税を2年間停止することを約束したためだ。この政策は、すでに脆弱な国家財政にさらなる負担を強いる可能性があり、投資家の懸念を煽った。
「今日は、日経平均の急落後の小幅な買い戻しで市場を探っている。52,000円の心理的なラインを守りたかった」と、岩井コスモ証券のチーフストラテジスト、嶋田和明氏は語った。
半導体関連株では、アドバンテストが1.23%高、東京エレクトロンが0.56%高となり、日経平均の主要な支えとなった。「日本国債の利回り低下もセンチメントを和らげた」と嶋田氏は付け加えた。20年物国債利回りは4.5ベーシスポイント低下の3.3%、30年物は8ベーシスポイント低下の3.795%となった。
一方、米株式市場は前夜に3カ月ぶりの大幅下落を記録し、ドナルド・トランプ大統領の欧州に対する新たな関税脅威が市場のボラティリティを再燃させる懸念を呼んだ。金融セクターは特に打撃を受け、証券・銀行業がそれぞれ2%超の下落となり、最悪のパフォーマンスを示した。三菱UFJフィナンシャル・グループと三井住友フィナンシャルグループはそれぞれ2%超安となった。
これらの動きは、グローバルな貿易緊張と国内政治的不確実性が日本市場に与える影響を浮き彫りにしている。