2025年12月30日、東京株式市場で日経平均株価は技術株の下落に押され0.4%安の50,339.48で引けた。年間では26%の上昇を記録し、3年連続のプラスとなった。一方、ソフトバンクグループの急落が指数を重くした。
2025年の最終取引日となった12月30日、東京株式市場の日経平均株価は前日比0.4%下落の50,339.48円で取引を終えた。より広範なトピックス指数も0.5%安となった。
この1年、日経平均は26%の上昇を果たし、2023年以来の最大の上昇率を記録。トピックス指数も22%高となった。東京証券取引所の企業統治推進や、人工知能(AI)投資への期待高まりが日本株を後押しした。
11月4日には、財政刺激策を掲げた高市早苗首相の就任を受け、日経平均は一時過去最高の52,636.87円を付けた。取引終了後の式典で、高市首相は「年初は世界的な経済不安定さ、物価上昇、労働力不足、米国の関税引き上げに圧迫されたが、後半は日本企業の回復力と政策支援により、史上初の5万ライン超えを達成した」と語った。
一方、前日の米株式市場の下落と国内AI大手ソフトバンクグループの軟調が日本株を押し下げた。野村証券の秋山渡ストラテジストは「AI期待の後退ではなく、年末調整の売りや薄商いが原因だ。今年の株高を考慮すれば、過度な懸念はない」と指摘した。
ソフトバンクは1.9%安となり、日経平均の最大の足かせに。44億ドルでのデジタルインフラ投資会社デジタルブリッジ・グループ買収を発表した後、同社株は年間93%上昇していた。
日経平均構成銘柄では、値上がり61銘柄に対し値下がり162銘柄。最大の上昇は富士通の2.3%高、次いでSCREENホールディングスの1.6%高。一方、下落率トップは住友金属鉱山の4.8%安、楽天グループの2.7%安だった。
この動きは、年末の調整局面を示唆するが、全体として2025年の日本株は堅調な一年を締めくくった。