日本の10年物国債利回りが火曜日の同年限債券オークションでやや堅調な結果を受けて上昇に転じた。利回りは0.5ベーシスポイント上昇して2.12%となった。市場は日銀のインフレ対応の遅れを懸念し、さらなる利上げを予想している。
東京で6日、10年物国債のオークションが実施され、結果はやや堅調だった。これを受けて10年物国債利回りは前日の下落を反転させ、0.5ベーシスポイント上昇して2.12%となった。オークション前の利回りは2.105%だった。
住友信託銀行の稲留勝敏上級ストラテジストは、「現在の利回り水準は高いが、オークションの結果は強くなかった」と指摘した。彼はさらに、「市場は日銀がインフレリスクへの対応で後れを取っており、利上げ幅を広げざるを得ないと懸念しているためだ」と語った。
前セッションでは10年物利回りが約30年ぶりの高水準に達し、市場は日銀の追加利上げに備えていた。日銀は先月、政策金利を0.5%から0.75%に引き上げたが、円は市場の緩やかな利上げペース予想から回復が遅れている。円安は輸入コストを押し上げ、インフレを助長し、さらなる利上げ期待を強めている。
市場は日銀の最終金利が約1.7%に上昇すると見込んでおり、2年先の1年物オーバーナイトルートスワップ(OIS)で1.6956%が織り込まれている。このOISは日銀の金融政策に対する市場の見方を示す有効な指標だ。
長期債利回りも上昇し、20年物は1.5ベーシスポイント上がって3.06%、30年物は2ベーシスポイント上昇して3.475%となった。一方、2年物は0.5ベーシスポイント低下して1.185%、5年物は1.595%で横ばいだった。