1月の東京のコア消費者物価指数は、ガソリン補助金と食品価格の上昇緩和により15カ月ぶりの低水準となった。しかし、生鮮食品とエネルギーを除く指標は日銀の2%目標を上回り、持続的な物価上昇に向けた進展を示している。
1月30日、東京都のコア消費者物価指数(生鮮食品を除く)は前年同月比2.0%上昇した。これは市場予想の2.2%を下回り、12月の2.3%から減速し、2024年10月以来の低水準となった。主な要因は、昨年急騰した食品価格の基効果とガソリン補助金の影響だ。
一方、生鮮食品とエネルギー価格を除くコアコア指数は2.4%上昇と、12月の2.6%からやや低下したが、日銀の2%目標を上回った。このデータは、日銀が予測するように食品価格の上昇が一巡し、賃金上昇による家計購買力の維持で物価が再加速する可能性を示唆している。
第一生命経済研究所の上席エコノミスト、眞木吉規氏は「本日のデータは一時要因によるもので、日銀の利上げ努力を妨げない」と指摘した。円安による輸入コスト上昇が企業価格に転嫁されるか注目され、4月の財政年度開始時に日銀が利上げする可能性もあると同氏は述べた。
別データでは、12月の工場出荷指数は前月比0.1%低下し、市場予想の0.4%減を上回った。製造業者は1月9.3%増、2月4.3%減を見込む。
日銀は昨年12月、30年ぶりの高水準0.75%に利上げし、2%インフレ目標達成への確信を示した。先週の予測ではインフレ見通しを維持し、円安リスクに警戒を強調した。