政府データによると、11月の日本の家計支出は前年比2.9%増加し、予想された0.9%減少を覆した。この上昇は自動車関連支出や外食などの要因によるもので、消費の着実な回復を示している。
2026年1月9日、内閣府のデータで、11月の家計支出が前年比2.9%増加したことが明らかになった。これは市場の中央値である0.9%減少の予測を上回る意外な結果だ。季節調整済みの前月比では6.2%上昇し、2021年3月以来の最高水準となった。
内閣府の担当者は、自動車関連の変動要因がこの上昇に寄与したと指摘。一方で、これらを除いても支出は堅調で、食品支出は6カ月ぶりに増加、特に11月の追加休日が外食を後押しした。「消費支出の回復は続いている」と同担当者は述べた。
このデータは、家庭の消費が日本経済の半分以上を占める中、国内需要の好材料となる。日本銀行(BOJ)は先月、政策金利を0.5%から30年ぶりの高水準0.75%に引き上げ、今年の賃金上昇継続を見込んでいる。BOJの植田和夫総裁は、経済・物価が予想通りなら追加利上げを検討すると語っている。
一方、労働省の別データでは、11月の実質賃金が前年比2.8%減少しており、インフレが賃金上昇を上回る状況は変わっていない。新首相の高市早苗氏の大型財政刺激策の成立を前に、この消費回復はポジティブな兆候だ。消費者物価は3年半以上BOJの2%目標を上回っており、裁量支出に時折圧力をかけている。