日本輸出は2025年、電子部品と食品をけん引に前年比3.1%増加した。米トランプ大統領の関税措置により米国向け出荷がパンデミック以来初の減少となったが、欧州やアジアへの輸出が堅調を維持した。財務省が22日に発表した。
財務省は22日、2025年の日本の輸出総額が前年比3.1%増加したと発表した。電子部品と食品が主なけん引役となった一方、米国向け出荷は4.1%減少し、自動車と半導体製造機械が主な要因だ。これは2016年以来、パンデミックの影響を除けば最悪の減少幅である。中国向け出荷も0.4%減少した。
欧州と中国を除くアジアへの輸出は堅調で、全体の成長を支えた。月次ベースでは、12月の輸出が4カ月連続で増加。中国の需要が外交紛争にもかかわらず安定したことが寄与したが、米国向けは自動車主導で減少した。
この結果は、トランプ政権の関税政策が日米貿易関係に与える影響を示唆する。パンデミック後の回復期に初の米国向け減少は、日本経済の貿易依存性を浮き彫りにしている。