財務省が17日発表したところによると、11月の日本の輸出は前年同月比6.1%増加し、経済学者らの予想を上回った。米国と欧州連合への出荷がそれぞれ8.8%と19.6%増と堅調で、中国向けの減少を相殺した。全体の貿易収支は3223億円の黒字となった。
日本の輸出は11月、前年同月比で6.1%増加し、2月以来の高い伸びを示した。財務省の発表によると、この増加は半導体部品と医療機器の需要が主導したもので、経済学者らの5.0%増という予測を上回った。
米国向けの出荷は8.8%増と、8カ月ぶりの上昇となった。これにより、対米貿易黒字は7398億円(約48億ドル)に達し、前年比11.3%増加した。この黒字は、ドナルド・トランプ米大統領の2期目が始まった1月以降、継続している。トランプ政権の関税引き上げ努力にもかかわらず、貿易不均衡は解消されていない。
この米国向け輸出の回復は、日本銀行(BOJ)にとって好材料だ。BOJは金曜日、政策金利の引き上げが広く予想されており、米国の関税に関する不確実性が1月以来の利上げを控えさせていた要因の一つだった。
一方、中国向け輸出はチップ製造機械や非鉄金属を中心に2.4%減少し、輸入は2.3%増加した。貿易収支全体では調整前で3223億円の黒字を計上し、輸入は1.3%増にとどまり、市場予想の3%増を下回った。
北京との貿易には、先月発生した外交紛争の影響が懸念される。岸田文雄首相の台湾有事に関する仮定発言が引き金となったこの争いは、両国関係に新たな不透明感を生んでいる。