日本銀行の2025年12月四半期調査によると、消費者センチメントが2四半期連続で上昇した。一方、生活条件の見通しは2四半期ぶりに悪化した。全体経済の改善を多くの人が感じているが、物価高が生活を圧迫しているようだ。
日本銀行が1月20日に公表した2025年12月の四半期消費者態度指数調査では、経済状況に対する消費者の見方が改善した。経済状況の拡散指数(DI)はマイナス50.4となり、2025年9月のマイナス58.7から上昇した。このDIは、1年前比で経済が改善したと答えた割合から悪化したと答えた割合を引いた値である。
1年後の経済見通しDIはマイナス18.3で、企業収益の好調と賃金上昇による所得増加が寄与しているとみられる。一方、生活条件DIはマイナス52.2に低下し、9月のマイナス51.6から悪化した。これは、1年前比で生活が良くなったと答えた割合から悪化したと答えた割合を表す。
調査では、95.2%の回答者が全国の物価が1年前より上昇したと回答した。この割合は3年半にわたり90%を超えている。調査は全国の20歳以上の4000人を対象に11月5日から12月8日まで実施され、有効回答率は50.4%だった。
これらの結果は、経済全体の回復感が広がっている一方で、物価上昇が家計を直撃している実態を示唆する。