米国が日本と協力して円を支える可能性が示唆されたことで、トレーダーと投資家の注目を集めている。単独の日本介入では効果が限定的との見方が強かったが、この噂が市場の流れを変えた。
先週末、円の弱含みが続くなか、日米による協調介入の可能性が浮上し、市場参加者の戦略を一変させた。ウブエス証券日本支社のチーフエコノミスト、足立正道氏は「日本単独の介入では効果が薄いという共通認識があったが、米国側の参加可能性が出てきたことで、皆が驚いた」と語る。
円は10月に自民党総裁に就任した高市早苗首相就任以降、着実に下落し、対ドルで147円台から159円を超える水準まで達した。これに伴い、国債は下落し、株価は上昇するいわゆる「高市トレード」が進行中だ。こうした背景で、協調介入の示唆は為替市場に大きな影響を与え、投資家のポジション見直しを促している。
日本と米国の為替政策は長年連動しており、過去の事例からも協調行動が通貨安定に寄与する可能性が高い。市場関係者は、この噂が現実化すれば円の反転を期待しているが、公式発表を待つ状況だ。