ドナルド・トランプ大統領は火曜日のCNBCのインタビューで、イランに対する軍事行動を承認した際、原油価格が1バレルあたり200ドルまで急騰すると予想していたと語った。現在の価格は1バレルあたり90ドルで、2022年以来の高水準にあるものの、同氏の予測を下回っている。また同氏は、自身の予想に反して株式市場が安定を維持していることにも言及した。
トランプ氏は、重要な石油輸送拠点であるホルムズ海峡での緊張から、より厳しい経済的影響を覚悟していたと説明した。しかし、価格が90ドルを超えていないことに驚きを示した。「もし原油価格が200ドルではなく90ドルだと言われたら、正直言って驚く」とトランプ氏は述べた。さらに、「驚くべき現象だが、問題が起きると人々は対処方法を見つけるものだ」と付け加えた。大統領によると、紛争の最中、人々は代替ルートから石油を調達しているという。原油価格は2008年に1バレルあたり150ドル(現在の価値で約230ドルに相当)でピークに達しており、200ドルの水準はその記録を上回ることになる。トランプ氏は株式市場の回復力についても強調した。S&P 500種株価指数は、20%以上の下落という同氏の予想に反し、敵対行為が始まる前と同じ水準で取引されている。「S&P 500を見てほしい。これらすべてが始まった時とまったく同じ水準で取引されている。私は20%以上下落し、原油価格もはるかに高騰すると思っていたが、そうならなかったことを嬉しく思う」と述べた。大統領は、イランによる核兵器開発を阻止するためにこの行動は必要であったと正当化した。ダウ平均が50,000ドル、S&Pが7,000ドルという状況で、同氏は「皆さんにこんなことをするのは嫌だが、イランという場所へ向かい、彼らが世界を爆破してしまうような核兵器を確実に持たないようにしなければならない」と語った。また、より広範なリスクについて「ひどい株式市場を見たいなら、中東を爆破し、次にヨーロッパを、そして彼らが我々を標的にするのを見ればいい」と警告した。原油先物は、2026年後半の契約が1バレルあたり約40ドル、年末の予想が70ドル台半ばとなっており、今後価格が下落し、6ヶ月以内に紛争前の水準に戻る可能性を示唆している。