トランプ=バンス政権は、2027年度の博物館・図書館サービス機構(IMLS)の予算を全廃する提案を行った。この動きは6回目となる。昨年は同庁の廃止案を巡り、2026年度予算を確保するために10ヶ月にわたる議論が行われた。今回の予算案には、全米芸術基金(NEA)と全米人文科学基金(NEH)に対する資金の削減も含まれている。
トランプ=バンス政権による最新の予算案は、図書館や博物館を管轄する連邦機関であるIMLSへの資金をゼロにする内容となっている。同庁は以前の解体案を受け、2025年4月から2026年1月まで予算がない状態で運営された。政権は2025年3月にも同庁を標的としており、連邦裁判所が「ロードアイランド州対トランプ事件」の判決で阻止するまで、強引な組織再編により職員の半数以上が失職する事態となった。現在も控訴が係属中であり、「米国図書館協会対ゾンダーリング事件」という二つ目の訴訟も継続している。最終的に2026年度のIMLS予算は、議会の行動によって納税者の負担で回復した。今回の予算案では、他の文化プログラムに対する資金も削減されており、全米芸術基金(NEA)は2億800万ドルから2800万ドルへ、全米人文科学基金(NEH)は1億9200万ドルから3900万ドルへ減額される。米国図書館協会のサム・ヘルミック会長は、「大統領による今日の予算案でのIMLSへの継続的な攻撃や、昨年出されたIMLS閉鎖の大統領令は、図書館を日々頼りにしている何百万人ものアメリカ人のニーズを、政権がいかに無視しているかを示している」と批判した。米国図書館協会は支持者に対し、4月14日までの議会休会中に代表者に連絡し、IMLS予算の回復を強く求めるよう呼びかけている。