2026年6月1日、タルサ市のモンロー・ニコルズ市長は、地域社会の修復に向けて民間資金1億500万ドルを集め運用する「グリーンウッド信託」の創設を発表した。この動きは、新たな市の祝日として制定された第1回タルサ人種虐殺追悼の日に合わせて行われた。ニコルズ氏はグリーンウッド文化センターでのイベント中、1921年の虐殺の生存者に向けて演説を行った。
タルサ市初の黒人市長であるニコルズ氏は、会場にいた2人の生存者に対し直接語りかけた。同氏はイザヤ書を引用し、再生と再結合のテーマを強調した。この発表は、約300人が犠牲となった1921年の虐殺による被害に対し、市が金銭的補償に向けた正式な第一歩を踏み出したことを意味する。グリーンウッド信託は、修復活動に焦点を当てた民間の慈善団体として運営される。ニコルズ氏は、市が法務部門と連携して基金を設立したと述べた。これによりタルサ市は、イリノイ州エバンストンに続き、黒人コミュニティに対する歴史的な被害への賠償を追求する全米で2番目の都市となる可能性がある。市議会議員のヴァネッサ・ホール=ハーパー氏とロリ・デクター・ライト氏は、民間資金によるアプローチを歓迎しつつも、公的な拠出も追加するよう求めた。ホール=ハーパー氏は、グリーンウッド地区における警察の対応や土地利用に関する懸念が続いていると指摘した。ニコルズ氏は、将来的な決定において公的資産が関与する場合、市議会が役割を果たす可能性があることを示唆した。