連邦検察当局は7月21日、国際的な恋愛詐欺や投資詐欺に関連する約2,640万ドル相当の暗号資産の没収を求める5件の民事訴訟を提起した。これらの一連の措置は「スキャム・センター・ストライク・フォース(Scam Center Strike Force)」の活動の一環であり、同組織はこれまでに総額8億ドル以上の回収に成功している。
米検察当局はコロンビア特別区の連邦地方裁判所にこれらの訴状を提出した。資金の追跡は、270件を超える投資詐欺の疑いがある取引や、200人以上の恋愛詐欺被害者に関連する数百ものウォレットアドレスを通じて行われた。
上位2件の事例では、恋愛詐欺スキームから約1,210万ドル、不正な投資プラットフォームから1,040万ドルが対象となっている。残る3件の訴訟では、それぞれ123万ドル、239万ドル、28万5,000ドルの没収が求められている。
捜査当局は、資金洗浄に関与した主体を主に東南アジアに関連するものと特定しており、関連するIPアドレスは中国、マレーシア、カンボジアで確認された。また、詐欺師が過去の被害者に接触し、被害金の回復を装う二次詐欺に関与した事例も含まれている。
2025年11月に発足した「スキャム・センター・ストライク・フォース」が今回の回収総額を報告した。今後、裁判所が没収の可否および被害者への最終的な賠償について判断を下すことになる。