国連の軍縮シンクタンクの責任者は、軍事AIに関する国際的なルール作りが停滞する中、米中両国に対して現実的な対話を行うよう呼びかけた。
国連軍縮研究所(UNIDIR)のガイス所長は、現在の世界的な安全保障環境を「危険」な状態だと表現した。同氏は、拡散の圧力、世界的な緊張、超大国間での核兵器に関する議論の不足、そしてシステム全体を不安定化させるAIの存在をその理由として挙げた。
ガイス氏は、意図しない危機を回避するために、科学者が定義する重要な技術的境界線を超えることの一時停止(モラトリアム)を提案した。同氏は、この問題が米中両国間で議論されることを望んでいると述べた。
中国人民解放軍の元大佐である周波氏は、同イベントにおいて、AIの二大強国である中国と米国は、欧州の動きを待つのではなく、自らがルール作りを主導すべきだと語った。