ワシントン州スポケーンで父親のティモシー・ブラッドバーンさんを殺害した罪に問われていたアリッサ・ブラッドバーン被告(33)に対し、禁錮28年4か月の判決が言い渡された。事件は2024年6月25日に発生。被告は事前に日記に犯行計画を詳述しており、帰宅した父親を射殺した。ジュリー・マッケイ裁判官は、検察側と弁護側の求刑の中間にあたる判決を下した。
スポケーン郡上級裁判所のジュリー・マッケイ裁判官は木曜日、アリッサ・ブラッドバーン被告に対し、殺人罪で280か月、銃器使用の加重刑として60か月の計28年4か月の禁錮刑を言い渡した。裁判所はまた、被告に対し、法廷に出席して意見を述べた弟のトレイス・ブラッドバーンさんへの接触禁止命令を出した。トレイスさんは「その事実と共に生きていかなければならない。毎日がつらい」と語った。ブラッドバーン被告は2024年6月25日の深夜前、ハワイ旅行から帰宅して玄関を入った68歳の父親を複数回射殺したと自ら911に通報した。被告は警察官に対し、数週間にわたる計画的な犯行を記したノートを渡し、「日記に自白を含むすべてが書かれている。私は人を殺したのだから刑務所に入るべき。父はその時、私を殺そうとしていたわけではない」と供述した。当初、被告は幼少期の虐待や愛犬への危害を理由に正当防衛を主張したが、後に撤回した。被告に前科はなく、地元の射撃場で銃の練習をしていた。エミリー・サリバン検察官代理は「極めて巧妙で精緻な計画性」を指摘し、31年7か月の禁錮刑を求刑。一方、弁護側のブライアン・レイモン弁護士は、被告の「空想と現実を混同する」精神疾患を理由に25年を求めた。マッケイ裁判官は「不幸なことに、ブラッドバーン被告が初めて犯した罪が、我々が扱う中で最も重大かつ深刻なものとなった」と述べた。被告は最終陳述を辞退し、手続き中には笑みを浮かべる場面もあった。