中国の習近平国家主席は、北京で行われたトランプ米大統領との首脳会談の冒頭発言で「トゥキディデスの罠」という言葉を引用し、両国が衝突を回避し、大国関係の新たな枠組みを構築できるかどうかを問いかけた。
中国の習近平国家主席は、北京で行われたトランプ米大統領との首脳会談の冒頭で、米中関係を論じるにあたり歴史的な比喩を用いた。
ザ・デイリー・ワイヤーが掲載した意見記事によると、習氏は冒頭発言の中で、世界は「新たな岐路」に立たされていると指摘した上で、中国と米国が「いわゆる『トゥキディデスの罠』を超越し、大国関係の新たなパラダイムを築くことができるか」を問いかけた。
「トゥキディデスの罠」とは、台頭する大国が既存の覇権国に挑戦する際に緊張が高まり、紛争のリスクが増大するという考え方を指し、近年広く知られるようになった言葉である。習氏がこのフレーズを使用したことは会談後の報道で広く取り上げられたが、ザ・デイリー・ワイヤーの記事自体は、冒頭発言の公式な記録を詳細に伝えるというよりは、むしろこの概念の有効性に疑問を投げかける内容に焦点を当てていた。