2026年ASEAN議長国を務めるフィリピンのホストにより、5月6日、セブで第48回ASEAN首脳会議が開幕した。世界的な石油危機、食料不安、そして米イスラエル・イラン紛争の影響を受ける出稼ぎ労働者への懸念を受け、東南アジア各国の首脳が参加する縮小規模での開催となる。
フェルディナンド・マルコス・ジュニア大統領による「最小限の構成」で実施するという事前の発表(フィリピンの2026年ASEAN議長国就任に関する過去の報道で既報)に従い、5月6日、セブ州にて第48回ASEAN首脳会議および関連会議が開始された。5月8日まで続く同会議では、中東紛争に起因する経済的衝撃への対応が優先課題となっている。
地元での準備として、交通整理および警備のため、ラプ=ラプ市とコルドバで特別非就業日が設けられた。ASEAN 2026国家組織委員会のマ・ヘレン・デ・ラ・ベガ事務局長は、5月5日に実施された交通シミュレーションを含め、天候などの不測の事態に対する備えが万全であることを確認した。
初日の成果として、ASEAN経済担当閣僚らが自由貿易協定の強化と石油安全保障協定の批准に合意したことが挙げられる。フィリピンはミャンマーに対し、最近の恩赦を歓迎しつつ、アウン・サン・スー・チー氏を含むさらなる政治犯の釈放を呼びかけた。タイの外相はミャンマーとの対話の必要性を訴えた一方、低気圧の影響によりビサヤ諸島およびミンダナオ島では天候への懸念が高まっている。