フェルディナンド・マルコス・ジュニア大統領は、中東情勢の緊迫化により輸入依存経済の脆弱性が露呈したことを受け、東南アジア諸国に対し、既存の燃料融通協定を始動させ、検証を行うよう呼びかけた。エネルギー省は来週も燃料価格の引き下げが行われる可能性があるとしているが、世界的な原油市場の変動が続いていることから、当局は下落傾向が継続するとの見方に慎重な姿勢を見せている。また同省は、供給混乱への備えとして、燃料関連企業に対し貯蔵能力の報告を義務付けた。
マルコス大統領は、日本が主催したアジア・ゼロエミッション共同体(AZEC)首脳会合においてこの呼びかけを行った。大統領は、フィリピンがASEAN石油安全保障協定に基づく初の緊急シミュレーション演習のホスト役、あるいは共同議長を務める用意があると表明した。
国内では、エネルギー省が来週にも再び燃料価格の引き下げが行われる可能性があると示唆した。ただし当局者は、世界的な原油市場の変動が続いているため、この下落傾向がいつまで続くかについては保証できないと警告している。
エネルギー省は、供給混乱への備えと緩衝能力の監視を目的として、燃料関連企業および貯蔵施設運営会社に対し、総貯蔵能力および利用可能な貯蔵能力の報告を命じた。この指令は、ターミナルや貯蔵庫を所有、賃貸、あるいは運営する下流石油産業の事業者を対象としている。また、技術的な実現可能性を前提として、フィリピン国営石油公社(PNOC)およびPNOCエクスプロレーション・コーポレーションが、利用可能な貯蔵施設を調整の上、共同利用することも認めている。
4月16日木曜日時点の価格指標は、4月14日の引き下げ価格がそのまま適用されており、新たな価格改定の通知は出されていない。