フィリピンと中国の外交官は、3月27日から28日まで泉州市で「フィリピン・中国外務省協議」および「南シナ海に関する二国間協議メカニズム」を開催している。フィリピン外務省は、今回の協議の目的について、二国間問題に関する率直な意見交換を行い、非機微な分野における協力の可能性を模索することであると説明した。
泉州で開催される二つの主要な二国間会合に派遣されたフィリピン代表団は、レオ・エレーラ=リム外務次官が率いている。フィリピン外務省(DFA)は3月27日の声明で、これらのメカニズムは二国間の懸案事項について率直かつ誠実に意見を交わし、非機微な分野での協力の可能性を探るためのプラットフォームであると述べた。
「南シナ海に関する二国間協議メカニズム」は、重複する領有権主張や、フィリピンの排他的経済水域(EEZ)内における中国の強硬な行動に対処する場となっている。前回の会合は2025年1月に実施された。
今回の協議は、フェルディナンド・マルコス・ジュニア大統領が「中国との二国間関係の立て直しは確実に起こるだろう」と述べたことを受けて行われる。フィリピンは2026年のASEAN議長国として、「南シナ海行動規範(COC)」の締結を目標の一つに掲げている。両国の外交官は2026年1月、セブ島で開催されたCOC会合の際にも、エレーラ=リム氏を代表として1年以上ぶりとなる二国間会合を行っている。
マルコス大統領はブルームバーグに対し、米国とイスラエルによる対イラン戦争に端を発した世界的な石油危機が、フィリピンのEEZ内にあるレクト(リード)堆のような係争地での共同資源探査に向けた推進力になる可能性があると語った。シャロン・ガリン・エネルギー相は、マニラと北京の間の緊張関係から投資家が慎重になっていると指摘している。
両国はBCMを通じて、アユンギン礁(セカンド・トーマス礁)に座礁する軍艦「BRPシエラ・マドレ」への補給および交代任務に関する暫定的な合意に達している。しかし、西フィリピン海(南シナ海)の各所では、中国海警局による危険な操船や放水といった妨害行為が続いている。3月25日には、パグアサ島沖で中国人民解放軍海軍のフリゲート艦がフィリピン海軍の「BRPベンゲット」に接近する事案が発生した。