アリス・ウィンクールが監督し、アンジェリーナ・ジョリーが主演を務める映画『Couture』が金曜日に劇場公開された。本作は、パリにあるシャネルのオートクチュール・アトリエの内部で撮影された初の劇映画となる。
ウィンクール監督は、これまで画面に映し出されることの少なかった裁縫師たちの仕事を捉えるため、1年半にわたりパリ・ファッションウィークのショーを観察した。物語は、ファッション映画の制作中に乳がんと診断された、ジョリー演じるアメリカ人映画監督の姿を追う。
制作チームは、シャネルの作業場での撮影と、すべてのロゴを取り外すことについて異例の許可を得た。ウィンクール監督は、アトリエでの集中力と、外科医が仕事に没頭する様との間に類似点を見出した。
ジョリー自身の乳がんに関する家族の歴史が本作の背景にあるものの、監督は個人の物語に焦点を当てるのではなく、複数の女性の経験を軸に据えることを選んだ。本作は、共有された仕事と相互の認識が、いかにしてキャラクターたちが不確実な状況と向き合う助けとなるかを描いている。