Anthropicは、OpenClawなどのサードパーティエージェントを通じたClaude AIモデルへの無制限アクセスを制限した。2026年4月4日以降、大量利用者はAPIキーや利用バンドルを通じて追加料金を支払う必要がある。週末に発表されたこの方針変更は、これまで月額20ドルのサブスクリプションでカバーされていた高頻度のエージェントツールによる深刻なシステム負荷に対処するものだ。
東部標準時4月4日午後3時、Anthropicはサードパーティツールを通じたClaudeサブスクリプションの無料利用を終了した。これはClaude Code責任者のBoris Cherny氏がX(旧Twitter)で発表した。今後は標準的なサブスクリプションとは別に、割引された利用バンドルや直接的なAPIアクセスによる追加料金が発生する。AIプロダクトマネージャーのAakash Gupta氏は、これを「食べ放題ビュッフェの終わり」とXで表現した。
Anthropicは、OpenClawやManisといったエージェントツールからの極端な需要とエンジニアリング上の制約を理由に挙げた。これらのツールは、人間によるプロンプトを想定したClaudeの本来の設計とは異なり、自動化されたワークフローの中でトークンを急速に消費する。顧客向けメールには「全体的な需要管理に取り組んできたが、これらのツールはシステムに過大な負荷をかけている」と記されていた。以前の対策としては、ピーク時に5時間ごとのセッション制限などが導入されていた。
同社は最近、Claude自体にリモートコンピュータ操作などの機能を追加し、人気の高いエージェントツールの機能を取り込んでいる。影響を受けるユーザーは、ChatGPT、Google Gemini、xAI、Perplexity、DeepSeekといった代替サービスに移行するか、Anthropic独自の「Claude Cowork」をワークフローに利用することが可能だ。
OpenClawの作成者であり、現在はOpenAIに勤務するPeter Steinberger氏はXに「タイミングが一致しているのは面白い。まず彼らが人気機能をクローズドな環境にコピーし、その後でオープンソースを締め出した」と投稿し、批判を展開した。Cherny氏は、容量の問題がある中で直接の顧客やAPIユーザーを優先することの重要性を強調し、「サブスクリプションは、こうしたサードパーティツールの利用パターンを想定したものではなかった」と述べた。
この動きは、コスト管理を行うAI企業と、自律型エージェントのために強力なモデルへのオープンなアクセスを求める開発者との間の緊張関係を浮き彫りにしている。