気候変動や酸性雨の減少により、北米や欧州の淡水湖が褐色化している。この変化によってマス、バス、パーチ、シロマスが減少する一方、ノーザンパイクやウォールアイの個体数は増加している。
水が濁り暗くなる「淡水湖の褐色化」は、気温の上昇や土壌から湖や河川へ流れ込む炭素化合物が増加することで発生する。酸性雨の原因物質の減少も土壌の化学的性質を変化させており、水を茶色く染める溶存植物質の流出をさらに加速させている。
2025年に発表された研究では、両大陸の871の湖とカナダの303の湖のデータを分析した。その結果、水が暗い湖ではレイクトラウト、レイクホワイトフィッシュ(シロマス)、イエローパーチ、オオクチバス、コクチバスの成長が遅く、個体数も減少していることが判明した。一方で、視覚や感覚器官が低視認性の環境に適応しているノーザンパイクやウォールアイは個体数を増やしている。
釣り人は、視覚に頼るルアーではなく、振動や匂いで誘うルアーを使うなど、対応策が必要になるかもしれない。こうした変化は、何百万人もの人々の湖の生態系や釣りのスタイルに影響を与える可能性がある。