脊椎動物の個体数は1970年以降急激に減少しており、保護区における昆虫の数も劇的に減っている。
世界自然保護基金(WWF)とロンドン動物学会が発表した「生きている地球レポート2024」によると、1970年から2020年にかけて、モニタリング対象となった5,495種の脊椎動物の個体数は平均で73%減少した。淡水生物種は85%減少し、中南米およびカリブ海地域の個体数は95%減少した。2019年の科学誌サイエンスの研究では、1970年以降、北米で約30億羽の繁殖鳥類が失われたことが明らかになっている。2023年の世界両生類評価によると、両生類は最も大きなリスクに直面しており、種の41%が絶滅の危機に瀕している。2020年のサイエンス誌のメタ分析では、陸生昆虫が10年ごとに約9%ずつ減少していることが示された。また、クレフェルト研究では、1989年から2017年にかけてドイツの自然保護区における飛翔性昆虫のバイオマスが75%以上減少したことが記録されている。主要な食用作物の75%は動物による受粉に一部依存している。同レポートは、追跡対象となった脊椎動物の個体数の半分は安定しているか、増加傾向にあることも指摘している。