ブルネロ・クチネリは金曜日、タオルミーナ国際映画祭にて、ジュゼッペ・トルナトーレ監督の映画『Brunello: The Gracious Visionary』に贈られたゴールデン・グローブ・ドキュメンタリー賞を監督に代わって受け取った。ローマのチネチッタ・スタジオとニューヨークのリンカーン・センターでプレミア上映されたこのドキュメンタリー映画は、ワールドツアーの一環として、次に上海国際映画祭での上映が予定されている。米国、カナダ、英国、アイルランドでは7月24日に劇場公開される予定だ。
イタリアの「カシミヤの王」として知られるクチネリは、タオルミーナでVariety誌のインタビューに応じ、今後の国際的な上映について語った。彼は、映画のプリントが16言語で準備されていることを指摘したが、物語のニュアンスを保つため、自身の声は吹き替えなしでそのまま残されるという。
この映画は、農家の息子から78億ドル以上の価値を持つラグジュアリーブランドを率いるまでになったクチネリの軌跡を追ったものだ。公正な賃金、イタリアでの製造、ソロメオ村の修復といった、彼の「人間主義的資本主義」の哲学に焦点を当てている。
クチネリは中国での映画の反響について楽観的な見方を示しており、1989年からの初期のビジネス関係や、調和と節度ある成長という共有された文化的価値観を挙げた。彼は自身の活動を、イタリアと、同社が使用するカシミヤの供給元であるモンゴルとの歴史的なつながりに結びつけている。