米土地管理局(BLM)は6月16日、コロラド州北西部において合計15万6,000エーカーに及ぶ100以上の区画を石油・ガス採掘権として提供する。今回の競売は同州の近代史において最大規模であり、重要な野生生物の生息地も含まれている。
対象となる区画には、ワイオミング州南部にまで広がるエルク、プロングホーン、ミュールジカの移動経路が含まれている。土地の多くはダイナソー国定公園に近いモファット郡に位置しており、同地域は美しい星空が見えることで知られている。同郡の観光局長トム・クラインシュニッツ氏は、採掘活動が国定公園の星空観測環境を損なう恐れがあると懸念を表明し、こうした地域を自然のまま保護することは長期的観点から重要であると述べている。今回の6月の競売は、ドナルド・トランプ大統領が署名した2025年の法律に基づくものであり、同法は西部数州で年間少なくとも4回の競売を行うことを義務付けている。これは、ジョー・バイデン大統領の任期中にコロラド州で行われた競売が、合計で数百エーカーに留まるわずか6件であったことと対照的である。自然保護団体は、絶滅危惧種や大気質への悪影響を懸念し、異議を唱えている。米土地管理局は、将来的に掘削許可の申請があった場合には追加の分析を行う意向を示している。