カリフォルニア州資源リサイクル・回収局(CalRecycle)は、同州の「責任ある繊維回収法(Responsible Textile Recovery Act)」を運用する機関としてLandbell USAを選定した。これは、衣類メーカーに廃棄物への責任を課す全米初の法律となる。プログラムは2026年2月27日に開始され、2030年にかけて要件が段階的に導入される予定である。州内で衣類や家庭用繊維製品を販売するブランドは、回収および処理の費用を負担することになる。
カリフォルニア州の「2024年責任ある繊維回収法(SB 707)」は、繊維製品に対する拡大生産者責任を導入するものである。CalRecycleは、2026年2月27日に開始される本プログラムの運営主体としてLandbell USAを選定した。生産者は、消費後の繊維廃棄物の管理コストを負担することになる。米環境保護庁(EPA)の2018年のデータによると、米国内では年間1,700万トンの繊維廃棄物が発生しているが、回収率はわずか14.7%にとどまっている。回収された繊維製品の大部分は、新しい衣類としてではなく、ボロ布や断熱材へとリサイクルされている。寄付された衣類も、リサイクルショップで再販されるのは10~30%程度であり、残りは輸出されるか埋め立て処分される。さらに、ガーナやケニアなどの国々による輸入規制がシステムの重荷となっている。衣類廃棄の問題は、SheinやTemuといったブランドに代表されるファストファッションの台頭と低価格化に関連しており、衣類は平均でわずか7~10回しか着用されていない。各家庭は年間570ドルから760ドル相当の衣類を廃棄しており、ファッション産業による二酸化炭素排出量は世界全体の2~8%を占め、大量の水が消費されている。ニューヨーク州、マサチューセッツ州、ワシントン州など他の州も同様の措置を検討している。CircやSyreといった企業による繊維間リサイクル技術の進歩は希望の光となっているが、その経済性は今後の政策とインフラの整備にかかっている。