三重県鳥羽沖で21日、499トンの貨物船が停泊中の16トン漁船に衝突し、乗船者13人のうち2人が死亡した。10人が負傷し、1人は後に救助された。運輸安全委員会が調査員を派遣する。
21日午前10時頃、愛知県の衣浦港から出港した499トンの貨物船が、岡山県の水島港に向かう途中、三重県鳥羽沖で衝突事故を起こした。この貨物船は71メートルの長さで、21歳の女性航海士が指揮を執っていた。貨物船の6人の乗組員、うち1人は訓練生で、全員無傷だった。
一方、漁船は同日午前11時40分頃、鳥羽港から出港し、正午頃に事故現場近くで釣りのために停泊中だった。この16トン、15メートルのレクリエーション用漁船は、衝突により船体が二つに割れた。乗船者13人は全員60代から80代の男性で、松阪市出身の谷口幸吉さん(84)と中川基弘さん(67)が死亡。10人が負傷し、1人は行方不明となったが後に救助された。
貨物船の船長は午後0時55分頃、海上保安庁に衝突を報告。漁船の右側面に衝突したとみられる。救助された人々は震えながら毛布とカイロで暖を取っていたと、66歳の男性が証言した。「彼らは震えていて、毛布とカイロで暖を取ろうとしていた」と語った。
鳥羽海上保安部によると、漁船の乗船者は船長と12人のアングラーだった。日本運輸安全委員会は4人の海洋事故調査官を現場に派遣することを決定した。事故の原因は調査中だ。