中国国家安全部は、高額報酬を謳った求人が外国スパイによる罠である可能性があるとして、大学生らに警戒を呼びかけた。この警告は、1270万人の学生が不安定な雇用市場に参入する過去最多の卒業シーズンを前に発出された。同省によると、こうした求人は楽に稼げることを約束する一方、実際には機密情報の違法収集のために学生をリクルートすることを目的としている。
中国国家安全部は木曜日、ソーシャルメディア上で通知を出し、業界標準を大きく超える給与を提示する求人情報に警戒するよう大学生らに強く促した。リモートでのデータ処理や研究プロジェクトといった職種で1日800元(約117米ドル)を支払うといった求人は、外国の情報機関が機密情報を違法に収集するために学生を勧誘する「罠」である可能性があるとしている。
同省は「業界標準を大きく超える給与の約束には警戒が必要だ」と述べている。
また、こうした罠では、軍事施設での過去のインターンシップや機密研究プロジェクトでの経験など、詳細な履歴書の提出を求められるケースがあると注意を促した。
今夏には約1270万人の大学生が卒業する見込みで、昨年より4%増加している。大半の学生は、デフレ圧力や外部環境の不確実性に直面する労働市場に身を投じることになる。