Circle社は、米通貨監督庁(OCC)からナショナル・トラスト銀行を設立するための最終承認を獲得した。この承認により、ステーブルコイン発行企業である同社は、連邦政府の監督下で「Circle National Trust」を運営することが可能となる。この発表を受け、同社の株価は市場前取引で14%上昇した。
Circle社は2025年6月に申請を行い、その6ヶ月後に条件付き承認を経て、7月10日に最終免許を取得した。この新しい銀行は、当初はCircle社およびその関連会社向けに、デジタル資産の受託保管サービスを提供する予定である。
承認された計画に基づき、将来的には銀行やその他の規制を受けた金融機関など、限定的な機関投資家向けにサービスを拡大する可能性がある。USDCステーブルコインの準備金管理については、OCCの監督下で将来的に実現される機能として残されている。
Circle社のCEOであるJeremy Allaire氏は声明の中で、「Circle National Trust設立に向けたOCCの承認は、ブロックチェーン技術とデジタル資産を米国の金融システムの中核に取り入れるための決定的な一歩となる」と述べた。「当社のトラスト銀行が連邦政府の監督下に入ることは、Circle社のインフラにおける透明性、ガバナンス、そして規模の面で新たな基準を打ち立てるものだ」
時価総額第2位の米ドル連動型ステーブルコインであるUSDCは、現在約732億ドルが流通している。今回の動きは、連邦免許の取得を目指す他の仮想通貨企業による同様の取り組みと軌を一にするものだ。