オンタリオ州の里親による殺人事件裁判、最終弁論が終了

オンタリオ州の検察当局は、里子を飢餓状態に陥らせ虐待し、そのうち1人を死亡させた罪に問われている2人の里親に対する第1級殺人事件の裁判で、最終弁論を終えた。ブランディ・クーニー被告とベッキー・ハンバー被告は、2022年にミルトンの自宅で12歳のL.L.さんが死亡しているのが発見されたことを受け、殺人罪や保護責任者遺棄致死罪などに問われている。裁判は陪審員なしで、裁判官が判決を下すことになる。

オンタリオ州ミルトンにおいて金曜日、ブランディ・クーニー被告(44)とベッキー・ハンバー被告(46)の裁判で最終弁論が行われた。両被告は、里子であるL.L.さんと弟のJ.L.さんに対する第1級殺人、監禁、凶器を用いた暴行、保護責任者遺棄の罪で起訴されているが、無罪を主張している。本件は、2022年12月21日にL.L.さんの遺体が発見されたことに端を発する。当時、駆けつけた救急隊員は、12歳の少年の反応がないことを確認し、その体は濡れて嘔吐物で覆われ、極度の栄養失調により6歳児のような姿であったと証言した。病理学者は低体温症や栄養失調による心停止の可能性を指摘したが、死因の特定には至らなかった。9月に開始されたこの裁判に陪審員は選任されておらず、上級裁判所のクレイトン・コンラン判事が判決を下す。モニカ・マッケンジー検察官率いる検察側は、両被告が少年たちを飢えさせ、鍵のかかった地下室にウェットスーツとヘルメットを着用させた状態で隔離し、少年たちに対して憎悪の念を抱いていたと主張した。検察側は証拠として、少年たちに運動を強要する中で「震えていろ、愚かなクソ野郎」と送られたメッセージや、L.L.さんが死亡する約1ヶ月前にクーニー被告がハンバー被告に送った「残念ながら、彼が突然死んで私が刑務所行きになるのではないかと考えている」という内容のメッセージを提示した。一方、弁護側は、子供たちの管理が困難であり、ヘルメットやウェットスーツの使用は粗相や自傷行為を防ぐためのものだったと反論した。また、児童福祉関係者や医療専門家もこうした処遇を認識しており、懸念を表明していなかったと主張した。L.L.さんの以前の里親は、カナダ放送協会(CBC)に対し、今回の裁判について「終わりのない裁判」のように感じると語った。

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