沖縄県の米軍嘉手納基地で昨年、学校行事中に日本人教師が転倒し死亡した事故の原因は、近くを飛行したヘリコプターの強風だったと米軍の調査報告書が明らかにした。60歳の女性教師は頭部に重傷を負い、5日後に死亡した。
2025年4月22日、沖縄県の嘉手納飛行場にある嘉手納小学校の外で、飛行デモンストレーションを待つ観客の近くを救難ヘリコプターが低空飛行した。この際、ヘリコプターのローター・ブレードから発生した強力な下向きの風(ローターウォッシュ)が、60歳の日本人女性教師の傘を開かせ、バランスを崩して転倒させた。教師は米軍関連の別の小学校に勤務しており、プライバシー保護のため氏名は公表されていない。
彼女は頭部に重い打撲を負い、病院で緊急治療を受けたが、事件から5日後に死亡した。同様の風で2人の生徒が倒れたが、重傷は免れた。米空軍の事故調査委員会の報告書によると、観客はヘリコプターの最終進入経路から約26メートルの距離に位置しており、規定の最低150メートルの安全距離を大幅に下回っていた。
この報告は、米軍新聞『Stars and Stripes』が金曜日に引用して報じた。基地内の学校は米軍関係者の子弟が通うもので、事件は学校行事中の安全管理の重要性を浮き彫りにしている。