北海道小樽市のスキーリゾートで、5歳の男児が移動式歩道に右腕を挟まれ、約40分後に病院で死亡が確認された。母親が午前10時頃に救急を要請し、自動停止機能が作動しなかったことが明らかになった。リゾート側は原因究明と再発防止を約束した。
2025年12月29日午前10時頃、北海道小樽市のスキーリゾートで、札幌市在住の5歳男児、后藤陽太君が、駐車場とスキー場を結ぶ屋外の移動式歩道(オートウォーク)で事故に遭った。警察と消防によると、陽太君は出口付近で転倒し、右腕がベルトの回転部に挟まった。幅約60センチ、長さ30メートルのこの歩道は、階段のないコンベアベルト式で、手すりがなく、約6年前に設置されたものだ。
母親が緊急停止ボタンを押したが、自動停止機能は作動せず、母親が救急を要請した。スタッフが解放できなかったため、消防が機器の一部を分解して約40分後に救出。陽太君は意識不明の状態で病院に運ばれ、死亡が確認された。この日はルーチン点検で自動停止機能は正常に動作していたという。
リゾート関係者は「原因を究明し、同様の事故を防ぐ措置を取る」と謝罪。リゾートは営業を継続したが、歩道は閉鎖された。目撃者の40代夫婦は、現場近くで励ましの声を聞いたと語り、70代の常連客は「傾斜が変わる箇所でベルトが揺れ、危険を感じていた」と話した。警察は事故原因を調査中だ。