ブルース・ウィリスの起用を巡り、『こちらブルームーン探偵社』の制作者が降板を画策

グレン・ゴードン・キャロンは、『こちらブルームーン探偵社』の主役にブルース・ウィリスを起用するよう、ABCに対して最後通牒を突きつけた。同局はオーディションの結果、ウィリスを11回も却下していた。ウィリスはその後、1985年に始まった同シリーズでシビル・シェパードと共演し、スターの座を射止めた。

キャロンは、デヴィッド・アディソン役としておよそ1,100人の俳優をオーディションした末にウィリスを見出した。彼は2007年のテレビ芸術科学アカデミーのインタビューで、当時のウィリスの型破りな外見にもかかわらず、彼こそが適任だと直感したと当時を振り返っている。ABCの幹部はウィリスを繰り返し拒絶し、シェパードの相手役として彼が納得されることはないだろうとキャロンに告げた。これに対しキャロンは、ウィリスを起用しないのであれば脚本を他局へ持ち込むと脅しをかけた。この強硬手段は功を奏し、ウィリスは同作の演技でエミー賞とゴールデングローブ賞を受賞した。『こちらブルームーン探偵社』は5シーズン続いたが、ウィリスの映画俳優としてのキャリアの急成長などが重なり、終了を迎えた。

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