インディゴ・ガールズのメンバーであるエミリー・サリアーズが、歌声に影響を及ぼす治癒不可能な疾患、頸部ジストニアと本態性振戦の診断を受けたことを明かした。彼女は今週から始まる米国ツアーを前に、バンドの公式Instagramに投稿した動画で詳細を語り、これらの疾患が自身のパフォーマンスに与える影響や今後の治療計画について説明した。
エミリー・サリアーズは、4月18日にインディゴ・ガールズの公式Instagramアカウントに投稿された動画で自身の診断について明らかにした。アトランタでのリハーサル中に撮影された動画の中で彼女は、斜頸を伴う頸部ジストニアによって頭が右にねじれて揺れ、喉の周辺が不安定になること、さらに本態性振戦が喉頭、咽頭筋、顎、横隔膜に影響を及ぼし、意図しない震えや望まないビブラートが生じることで、かつてのようなまっすぐなトーンを維持することが困難になっていると説明した。現在62歳のサリアーズは、これらの疾患は時間とともに進行し、完治する方法がないため、以前のような声に戻ることは不可能だと述べている。彼女は、長年ファンに愛されてきたデュオのハーモニーに変化が生じることについて、ファンに対して誠実でありたいと強調した。1990年のセルフタイトルアルバムでグラミー賞を受賞し、90年代半ばには『Swamp Ophelia』や『Shaming of the Sun』がBillboard 200でトップ10入りを果たしたインディゴ・ガールズは、4月24日のオハイオ州アセンズ公演を皮切りに、12月中旬まで続く全米ツアーを開始する。サリアーズは、治療的マッサージ、理学療法、カイロプラクティック、鍼治療、首と肩へのボトックス注射、そして専門のボイストレーナーによる指導といった現在の管理計画について説明した。バンドメイトのエイミー・レイは彼女を支えており、二人はPAエンジニアによる最新のデジタル技術を駆使してライブ音響の最適化を図る予定だ。サリアーズにはオンライン上で広範な支援の声が寄せられている。チェリー・ライトは「あなたは誠実さ、勇気、そして優雅さの定義そのものだ」とコメント。2017年にバンドの楽曲「Cannonball」をカバーした生涯のファンであるブランディ・カーライルは、動画を再投稿して二人の影響力を称賛し、「歌い続けてほしい。ファンはきっと大きな声で一緒に歌ってくれるはずだ」とサリアーズを激励した。