フロリダ州議会は、現在民主党が保持する4議席の奪還につながる可能性がある新しい連邦議会選挙区割り案を承認した。この地図は、共和党主導の州における区割り変更を推進するトランプ前大統領の動きを後押しするものとなっている。民主党側はこれを党派的なゲリマンダーであると非難している。
フロリダ州議会は特別会期において、新たな連邦議会選挙区割り案を可決した。この案は、ロン・デサンティス共和党知事が月曜日に発表した後、迅速に進められたもので、水曜日には上下両院で承認された。共和党のドン・ゲイツ州上院議員は、この地図の目的は最近の州への人口流入による変化に対応することだと説明し、「フロリダ州には、州内に移住してきた膨大な数の人々が、州内の様々な地域に不均衡に配置されているという非常に特殊な状況がある」と述べた。さらにゲイツ氏は、ルイジアナ州の事例において少数派の投票権保護が争点となった米連邦最高裁の判決を受け、デサンティス知事は人種に基づく境界線策定を望んでいないと付け加えた。デサンティス知事はX(旧Twitter)に、今回の判決によってフロリダ州の区割り変更への道が開かれたと投稿した。民主党側は、この地図が少数派の投票力を損ない、2010年に州が定めたゲリマンダー禁止規定に違反していると強く反対した。ラヴォン・ブレーシー・デイビス州上院議員は討論の中で「これは権力の問題だ。我々の権力を放棄し、大統領に譲り渡すことと同義だ」と述べ、ミシェル・レイナー州下院議員は「違法」であり「党派的なゲリマンダー」であると批判した。今回の承認は、テキサス州での同様の動きや、それに対抗するカリフォルニア州やバージニア州での民主党の動きに続く、トランプ氏の全米規模の区割り再編の取り組みと軌を一にするものだ。投票権擁護団体は法的措置を計画している一方で、民主党は最近の特別選挙での勝利を挙げ、共和党が必ずしも議席を獲得できるとは限らないと主張している。