バージニア州の有権者は火曜日、民主党に10対1で有利となる新しい下院選挙区割り案を採択する憲法修正案を承認した。これにより、同党は最大で4議席を上積みする可能性がある。この措置は、他州における共和党主導のゲリマンダー(党利党略による選挙区割り)に対抗することを目的としているが、共和党は手続き上の不備を主張し、法的措置に踏み切った。
バージニア州の有権者は、民主党議員が提案した修正案を可決した。これにより、従来の超党派による区割り委員会から、民主党に強く傾斜した区割りへと変更される。当局は、この変更がテキサス州などの共和党地盤の州で中長期的に行われたゲリマンダーによる共和党の利得を相殺するものだと指摘しており、2026年の中間選挙を前にドナルド・トランプ大統領が奨励していた動きでもある。新しい区割りは、下院において民主党が最大4議席を追加確保する可能性がある。2019年の連邦最高裁による「ルーチョ対コモン・コーズ事件」の判決では、党派的なゲリマンダーへの連邦政府の介入を否定し、ジョン・ロバーツ最高裁長官が執筆した5対4の多数意見で、こうした問題は各州の判断に委ねられるべきだとの見解が示されていた。2021年、連邦議会の民主党は党派的なゲリマンダーを全国的に禁止する法案を提案したが、共和党は全会一致で拒否した。共和党側は、バージニア州議会が州憲法の手続きに違反したと主張している。州議会は2025年10月31日の11月4日総選挙の前に修正案を一度承認し、2026年1月に新議会が招集された後、再び可決した。ジェイソン・ミヤレス前司法長官は、期日前投票が行われたことでこのタイミングは無効であり、2027年の選挙までに承認が必要であると主張した。現職のジェイ・ジョーンズ司法長官はその見解を否定し、手続きは憲法上の選挙日の定義に従っていると述べた。共和党が任命した判事が結果の承認を差し止めたが、バージニア州最高裁は以前、同様の選挙前差し止めを覆した経緯があり、来週にも審問が予定されている。