契約問題を理由にニューヨーク・ジャイアンツへトレードを要求してから1週間、オールプロDTデクスター・ローレンスの移籍先候補が浮上した。NFLメディアのケビン・パトラ氏は、ボルチモア・レイブンズとシンシナティ・ベンガルズを含む8チームを候補に挙げた。いずれのAFC北地区クラブも、ローレンスの近年のパフォーマンス低下を受けつつも、パスラッシュの強化を目指している。
2022年と2023年にオールプロ第2チームに選出されたデクスター・ローレンスは、怪我で4試合を欠場したものの、2024年には自己最多の9サックを記録した。しかし、2025年の成績は31タックル、0.5サックまで落ち込み、その調子に疑問符がついている。28歳のローレンスを獲得するチームは、彼をNFLの最高給守備タックルの一人にするような高額契約の延長がトレードの条件となるだろう。
NFLメディアの記者ケビン・パトラ氏は、レイブンズとベンガルズを適任先として挙げた。トレイ・ヘンドリクソンを失ったシンシナティにとって、ローレンスはその穴を埋め、フリーエージェントのベテランであるジョナサン・アレンと組むことでインサイドの強化を図れる可能性がある。パトラ氏は「ローレンスとFAのベテラン、ジョナサン・アレンを組ませれば、シンシナティの守備における懸念点は即座に解消されるだろう」と記したが、同時にマイク・ブラウンの下での節約志向の球団経営方針にはそぐわない可能性も指摘した。
ジェシー・ミンター新ヘッドコーチの下にいるボルチモアのレイブンズは、昨シーズン、クォーターバックへのプレッシャーに苦しんだ。パトラ氏は「ローレンスをトレードで獲得すれば、さらなるパスラッシュの戦力が加わることになる。ヘンドリクソンとローレンスのコンビは、レイブンズのフロントの脅威を飛躍的に高めるだろう」と付け加えた。
ローレンスはドラフト期間中の話題の中心であり続けており、彼の市場価値は2025年のスランプからいかに復調できるかにかかっている。