アイオワ州民主党は6月2日の予備選を経て、州監査官のロブ・サンド氏を州知事候補に、州下院議員のジョシュ・テュレック氏を連邦上院候補に指名した。共和党が近年優勢を保つ同州において、注目の高い2つの本選レースが展開されることになる。
アイオワ州民主党は、今週の予備選結果により、同州の主要都市圏以外でも戦える候補者を確保できたとしている。民主党の州知事候補予備選で目立った対立候補がいなかった州監査官のロブ・サンド氏は、共和党の予備選でランディ・フェンストラ連邦下院議員を破る番狂わせを演じた実業家のザック・ラーン氏と対決する。連邦上院選では、民主党の州下院議員ジョシュ・テュレック氏が指名を獲得し、11月の本選で共和党候補の連邦下院議員アシュリー・ヒンソン氏と戦う。パラリンピック選手として競技経験があり、パラリンピックで2度の金メダルを獲得したことでも全国的に報じられているテュレック氏は、ポリティコ(POLITICO)のインタビューに対し、地方の有権者は現在の政策や経済状況によって追い詰められていると感じていると主張した。共和党側は、民主党が有力な対立候補を擁立したことは認めるものの、近年の投票傾向から依然として党が州全体で優位にあると指摘する。共和党の戦略家デビッド・コッシェル氏はポリティコに対し、直近の大統領選挙でドナルド・トランプ氏がアイオワ州で13ポイントの差をつけて勝利したことに言及した。民主党はまた、貿易政策や医療費といった家計に直結する問題を訴えることで、特に地方部においてアイオワ州の連邦下院選のいくつかを接戦に持ち込もうとしている。農業経営体の差し押さえ増加、自殺率、連邦メディケイド(低所得者向け医療保険制度)の変更に伴う診療所の閉鎖など、地方の困窮の要因とされるキャンペーン中の主張については、情報源によって異なり、今回精査した資料で独自に確認されたものではない。両党が本選へと舵を切る中、予備選後の世論調査や情勢評価は依然として流動的であるものの、初期の分析では、本選の上院選は当初の予想よりも接戦になる可能性が示唆されている。