2025年の日本の交通事故死者数は2,547人で、前年比4.4%減少し、1948年以来の最低を記録した。国家公安委員会は、政府の目標である2,000人未満には届かなかったものの、事故防止努力の成果だと評価した。
国家警察庁は1月7日、2025年の交通事故死者数が2,547人に上り、前年の2,663人から116人減少したと発表した。この数字は1948年の記録開始以来最低だが、政府が掲げた2025年までに2,000人未満とする目標には達しなかった。
都道府県別では、神奈川県が139人、東京が134人、北海道が129人で最多となった。一方、最少は島根県と鳥取県の各17人。高齢者(65歳以上)の死者は1,423人で、前年から90人減少し、全死者の55.9%を占めた。
交通死亡者は1970年に16,765人をピークに推移し、近年は2021年から2024年まで2,600人台で推移していた。負傷事故数は暫定値で287,236件(前年比3,659件減)、負傷者数は338,294人(同6,101人減)と、過去50年で最低となった。
国家公安委員会の赤間二郎委員長は、「減少は事故防止の積極的な取り組みを反映しているが、目標は達成できなかった」と述べ、警察に対し自転車交通安全教育の強化と飲酒運転などの重大違反への厳格な取り締まりを指示する方針を示した。委員会は今後、詳細な分析を行い、安全対策に反映させる予定だ。