元WWEの作曲家ジム・ジョンストン氏が、同社の現在の入場曲について、以前のような独自性に欠け、ありきたりなものになっていると批判した。
ジョンストン氏は「The False Face」のインタビューに対し、現在のWWEの楽曲は「私には単なる騒音のように聞こえ、すべてのテーマ曲が画一的に感じられる」と語った。同氏によると、かつての楽曲は別の部屋にいても誰の登場曲か即座に判別できる特徴があったが、その質が失われているという。
2017年に退社するまで30年以上にわたりWWEに貢献したジョンストン氏は、この質の低下の原因の一部は、スター選手を作り上げる上での音楽の役割に対する意識が薄れたことにあると指摘した。同氏は、こうしたアプローチの変化が、スティーブ・オースチンやザ・ロックに匹敵する新たなスターが生まれてこない一因になっていると述べた。
また同氏は、かつて入場曲制作の際に選手本人との接触を制限していた理由についても説明した。選手側の個人的な好みがキャラクターに必要な要素と一致しないリクエストにつながることが多く、音楽が持つストーリーテリングの側面を理解している選手は少なかったためだと語った。
なお、WWEの入場曲はCFO$の活動終了後、2019年からはDef Rebelが担当している。ジョンストン氏は、ザ・ロックの「If You Smell」、D-ジェネレーションXの「Are You Ready?」、ジ・アンダーテイカーの「Rest in Peace」など、数多くの名曲を手掛けた。