「ブレイキング・バッド」のシリーズ最終回における重要なシーンが、ジョン・ウェイン主演の映画『捜索者』から直接的な影響を受けていたことが、製作総指揮のヴィンス・ギリガンの証言で明らかになった。同氏は、主人公ウォルター・ホワイトとジェシー・ピンクマンを巡る展開において、視聴者の予想を裏切るために同映画の結末の構成を参考にしたと語った。
ギリガンは最近のインタビューで、その着想の源について詳細を語った。同氏は『捜索者』において、誘拐された女性の運命を巡り二人の登場人物の間に緊張が高まるものの、最後は予期せぬ救出劇で幕を閉じるという展開に触れ、その力学をウォルターとジェシーの最後のやり取りに応用したと説明した。
「映画全体を通じて、それが二人にとっての最大のドラマであることは明白です」とギリガンはエンターテインメント・ウィークリー誌に語った。「そして映画の最後で、彼は彼女を撃ち殺すために馬を走らせているのかと思わせながら、実際には彼女を抱き上げるのです」
同氏は、制作チームがジェシーがウォルターを殺害する結末や、ウォルターが一人で生き残る結末など、複数のエンディングを検討していたことを明かした。ガーディアン紙へのコメントによると、最終的に採用された結末により、ウォルターは償いを始めることができたという。
現在、新作シリーズ「Pluribus」で高い評価を受けているギリガンは、このアイデアを練り上げた脚本家チームの功績を称え、「最高の作品から盗むことは常に重要だ」と締めくくった。