テキサス州の陪審団は、陸上競技大会の会場でオースティン・メトカーフさんを刺殺したとして、一級殺人罪に問われていたカーメロ・アンソニー被告に対し、禁錮35年の判決を言い渡した。コリン郡裁判所での9日間にわたる公判を経て、判決が下された。
現在19歳のアンソニー被告は、2025年4月にテキサス州フリスコで開催されたイベント中に、当時17歳だったメトカーフさんを刺殺した。映像証拠や証言によると、アンソニー被告は犯行前にチームのテントから立ち退くよう複数回求められたが、これを拒否していた。陪審団は約2時間半から3時間の評議を経て、2026年6月9日に有罪評決を下した。翌日、有罪判決と言い渡しを受けたアンソニー被告は法廷で涙を流した。弁護団は6月10日に控訴を申し立てている。アンソニー被告はまもなくテキサス州刑事司法省の施設へ移送される見通しである。メトカーフさんの父親であるジェフさんは法廷で、この事件は人種問題とは無関係であると語った。また、被害者家族による陳述の際、アンソニー被告が家族と目を合わせなかったことを指摘した。裁判所の外ではアンソニー被告の支持者が抗議活動を行い、一部の活動家は判決が人種的な動機に基づくものだと批判したが、判決後に大きな騒乱は発生していない。