人気キャラクター「エア・バディ」を生み出したドッグトレーナーのケビン・ディチコ氏が、63歳で死去した。遺族によると、同氏はホスピスでの療養を経て、3月21日にサンディエゴで亡くなったという。ディチコ氏が保護し訓練したゴールデンレトリバーの「バディ」は、人気映画シリーズの主役として知られている。
ゴールデンレトリバーのバディを訓練し、スポーツをするスター犬として映画「エア・バディ」シリーズを成功させたケビン・ディチコ氏が、3月21日にサンディエゴのホスピスで死去した。弟のマーク氏がTMZに対し、ディチコ氏が63歳で亡くなったことを認めた。ディチコ氏は、ヨセミテの山小屋近くで迷い犬だったゴールデンレトリバーを保護したことをきっかけに注目を集め、バディに芸を仕込んで「America's Funniest Home Videos」や「Late Night With David Letterman」に出演させた。独立系制作会社のキーストーン・エンターテインメントと提携したディチコ氏は、自身の構想を映画化。ミラマックスが配給権を獲得し、ディズニーが「エア・バディ」をビデオ作品としてリリースしたことで、「エア・バディ/ベースボールで大逆転!」や「エア・バディーズ」といった続編が製作される人気シリーズとなった。このフランチャイズにより、ディチコ氏はキャラクター原案として11作品にクレジットされ、バディはファミリー映画のアイコンとしての地位を確立した。近年、ディチコ氏は慢性閉塞性肺疾患(COPD)による入退院を繰り返し、持病を抱えながらサンディエゴでホームレス状態となるなど、健康面での苦闘を強いられていた。フォックス5サンディエゴの取材に対し、同氏は金銭面での窮状について「こうした映画で大金が得られないよう巧妙に仕組まれている。そのせいで、本来なら引退して余生を楽しむはずが、ほぼゼロからやり直さなければならない状況にある」と語っていた。なお、2025年には新作映画「Air Bud Returns」の製作が発表されている。