Linux Foundationは、AIエージェントに検証可能な身元を与えるための「Agent Name Service」と呼ばれるオープン標準を立ち上げる意向である。このシステムはDNSを拡張し、エージェントを証明書および改ざん不可能なパブリックログに紐付けるものである。
このサービスにより、ユーザーはエージェントを検索し、その運営者、権限、およびコード履歴を確認できるようになる。同財団が引用した調査によると、経営者の82%が今後1~3年以内にAIエージェントを導入する予定であるものの、その大半は信頼性の高い認証手段を欠いているという。
提案されている標準では、各エージェントは「ans://v1.0.0.my-agent.example.com」のようなDNS形式の名前が付与される。登録には標準的なDNSおよびACMEチェックの通過が求められ、ID証明書が発行されるとともに、すべてのイベントが改ざん検知機能を持つマークルログに記録される。
GoDaddyは、Linux Foundationが関与する数ヶ月前からこのシステムの運用を行っていた。同社は、1億件以上の有効なSSL/TLS証明書を扱う既存の証明書インフラを再利用している。
リファレンスコードはGitHubの「agentnameservice」組織で公開されている。メインリポジトリには、MITライセンスで提供されるGo言語の実装が含まれており、一般的なコマンドラインツールを使用して約60秒で起動できる。