フェルディナンド・マルコス・ジュニア大統領とカナダのマーク・カーニー首相は、2026年7月2日にバンクーバーで行われた会談において、両国の二国間関係を戦略的パートナーシップへと格上げした。両首脳は、エネルギー、労働、観光、文化に関する協定の調印に立ち会い、南シナ海の問題についても協議した。
マルコス大統領は二国間会談後の共同記者会見で、関係の格上げを発表した。同大統領は、両国が外務大臣に対し、共有の公約に向けた行動計画を作成するよう指示したと述べた。
マルコス大統領は、南シナ海におけるルールに基づいた秩序を支持し、2016年の仲裁裁判所の裁定を最終的かつ法的に拘束力のあるものとして認めるカナダの姿勢に謝意を表した。また、違法漁業対策を支援するカナダの「ダーク・ベッセル検出プログラム(Dark Vessel Detection Program)」を歓迎した。
両首脳は、エネルギーと天然資源に関する共同宣言、観光に関する覚書(MOU)、2026年から2031年までの文化協力に関する覚書、そして労働と移住に関する共同宣言の調印に立ち会った。カーニー首相は、より緊密な軍事協力を可能にするため、カナダが近いうちに「訪問軍地位協定(Status of Visiting Forces Agreement)」を批准する意向を明らかにした。
マルコス大統領は、2015年以来初めてカナダを訪問したフィリピンの大統領となった。カナダには、世界で2番目に大きなフィリピン人コミュニティが存在する。