マリーナ・モスコーンとフランチェスカ・モスコーンの姉妹は、現在受けている注文の履行をもって、自身の名を冠したウィメンズウェアブランドの運営を一時休止することを決定した。これは、2016年にニューヨークで立ち上げた独立系ブランドを10年間築き上げた末の決断である。2026年春コレクションが、生産および納品される最後のコレクションとなる。
共同創業者らは、今回の決定について、特定の出来事に追い詰められた結果ではなく、感情的かつ熟慮の末の判断であると述べている。彼女らは、多数のコレクション発表やランウェイショーに追われるペースから一歩退き、独立系デザイナーブランドにとって何が持続可能であるかを再検討する考えだ。マリーナ・モスコーンは、大規模グループと競合する小規模レーベルにとって、業界がいっそう厳しい環境になっていると指摘した。小売業者からの支払い遅延、変動する生産コスト、そして各チャネルで常に新しいコンテンツを提供し続けることへの重圧などがその要因となっている。今回の休止期間は未定で、ブランドの清算予定はない。在庫は引き続きブランドの公式サイトで販売され、スタッフやパートナーに対する義務も履行される。姉妹は、長く愛用できる控えめで高品質な服を作るというブランドの核心的な目標は達成されたと強調した。彼女らはこの休止期間を、将来の可能性を熟考するための好機と捉えている。