ニュージャージー州の地方裁判所判事が、未成年者の不登校に関する審理の場で、移民当局への通報をほのめかす発言をしたとして、罷免の危機に直面している。州最高裁判所の司法行為に関する諮問委員会が先週、罷免を勧告した。
バウンドブルック市裁判所およびサマセット郡、ハンタードン郡、ウォーレン郡で判事を務めていたブリット・J・サイモン氏は、2025年2月に職務停止処分を受けていた。同委員会の6月10日の決定では、2024年8月と2025年1月の審理における同氏の発言が問題視された。
サイモン氏は16歳の少年に向かって、母親の顔を見て別れの言葉を言う準備をするよう告げ、強制送還の可能性を示唆した。また、14歳の生徒に対しては、再び学校を休めばICE(移民税関捜査局)が身柄を拘束しに来ると警告した。
委員会は、家族の引き離しをほのめかすといったサイモン氏の行為が司法倫理に違反していると認定した。一部の委員から提示された軽い処分案は退けられ、罷免が勧告されるに至った。サイモン氏は2025年8月に一部の主張を認めたものの、自身の発言はあくまで行動を正すための「空威張り」であったと主張している。