ウェイン郡検察局は、昨年12月にデトロイト・ライオンズのファンとトラブルを起こしたピッツバーグ・スティーラーズのワイドレシーバー、DKメットカーフ選手について、刑事訴追を行わないと発表した。この決定は、デトロイト警察による徹底した捜査の結果を受けたもの。メットカーフ選手の代理人は、この結果を歓迎する意向を示している。
ウェイン郡検察局は、ファンであるライアン・ケネディ氏について、負傷した様子は見られず、試合会場で医療措置を求めることもなかったと述べた。記者ニラジ・ワリクー氏の報道によると、検察局は「ファンに負傷の形跡はなく、試合中に治療を求めることもなかった」としている。検察側は、ビデオ映像の確認や目撃者への聞き取り調査の結果、メットカーフ選手を起訴するのに十分な証拠はなかったと結論付けた。2月時点では1月に令状請求が出されるなど捜査が継続中であったが、2026年5月1日に不起訴で結審した。この騒動は、2025年12月21日にフォード・フィールドで開催されたスティーラーズ対ライオンズ戦の最中に発生した。メットカーフ選手がスタンドにいたケネディ氏と口論の末、身体的接触に至ったもの。審判団は試合中にこの事態を見逃したが、NFLはメットカーフ選手に対し、レギュラーシーズン最終2試合の出場停止処分を科した。その後、同選手はヒューストン・テキサンズとのワイルドカード・プレーオフ戦で復帰を果たしている。メットカーフ選手の代理人ミッチ・シュスター氏は、「この決定を歓迎し、公正な結果をもたらした徹底した捜査と尽力に感謝します。ケネディ氏との民事訴訟においても、同様に正義が示されると確信しています」との声明を発表した。シュスター氏は、ケネディ氏による過去のヘイト行為の疑いや2024年の別の出来事についても言及している。ケネディ氏はメットカーフ選手に対して1億ドルの民事訴訟を起こしており、現在も係争中で、今月後半に状況確認のための会議が予定されている。2025年3月にシアトル・シーホークスからスティーラーズへ移籍したメットカーフ選手は、ピッツバーグでの初シーズン、59回のレシーブで850ヤードを獲得し、6つのタッチダウンを記録した。なお、NFLは今回の件を受け、同様の試合中のインシデントについてビデオレビューを可能とするようルールを改定している。