ノア・カーンがNPRのTiny Desk Concertsに出演し、全4曲を披露した。その中には、リリースが予定されているアルバム『The Great Divide』からの新曲2曲が含まれている。セットリストは『American Cars』と『Paid Time Off』、そして2022年のアルバム『Stick Season』から『The Great Divide』と『Orange Juice』で構成され、美しいハーモニーとシンガー自身の軽妙なトークが観客を魅了した。
ノア・カーンはNPR Tiny Deskのセットを、自身の次回作『The Great Divide』からの新曲『American Cars』で幕開けた。彼とバンドメンバーは繊細な多声ハーモニーを響かせ、「You know that I miss you, you always come running back/Whenever I ask, whenever I ask.(君が恋しいのは分かっている、僕が頼むたびに君は戻ってきてくれる)」と歌い上げた。オンラインですでに断片が公開されていたこの曲だが、全編が披露されるのは今回が初となる。続いてカーンはタイトル曲『The Great Divide』を歌い、その後、2022年のブレイクのきっかけとなったアルバム『Stick Season』からハイライト曲である『Orange Juice』を披露した。セットの途中で、自身の楽曲が持つメランコリックなトーンについて触れたカーンは、「僕の曲は本当に悲しいよね、知ってるよ。だから笑顔でいてくれてありがとう。みんなにレクサプロ(抗うつ薬)を置いていくよ。1セント硬貨の交換システムみたいに、1つ取ったら1つ置いていく感じでさ。10ミリグラム、副作用はかなりひどいよ」と冗談を飛ばし、会場の笑いを誘った。最後は『The Great Divide』からもう一つの未発表曲『Paid Time Off』で締めくくった。彼はこの曲を、アルバムの中で「特にお気に入りの曲」と語っている。穏やかな曲調から軽快なフォーク調へと展開するこの曲では、「Spent a damn near perfect day/Just getting high at the outlet mall/People grow up and they move away/But you don’t care and I don’t mind at all.(完璧に近い一日を過ごした/アウトレットモールでハイになって/人は成長して離れていくけれど/君は気にしないし、僕も少しも構わない)」といった歌詞が歌われた。『The Great Divide』は4月24日にリリースされ、カーンは6月から8月にかけて北米ツアーを開催する予定となっている。