Noah Kahanのアルバム「The Great Divide」が、Billboard 200で自身初となる1位を獲得した。デビュー週の売り上げは389,000ユニット相当に達し、これは2014年の集計開始以来、ロックアルバムとしては史上最大の週間売り上げ記録となった。29歳のシンガーソングライターであるKahanが、強迫性障害(OCD)の診断を含む自身の精神的葛藤の中で制作した本作には、Bon IverのJustin Vernonとのコラボレーションや、Aaron Dessnerによるプロデュース楽曲が収録されている。
Luminateの4月30日までの集計データによると、Noah Kahanの通算4枚目となるフルスタジオアルバム「The Great Divide」が、5月9日付のBillboard 200チャートで初登場1位を獲得した。4月24日にリリースされた本作は、全米で389,000ユニット相当を記録。その内訳は、公式オンデマンドストリーミング2億1,537万回に基づくストリーミング換算ユニット(SEA)が212,000、純粋なアルバムセールスが175,000、トラック換算ユニット(TEA)が2,000となっている。これはKahanにとって過去最高の週間ユニット数であり、2026年におけるアルバムの週間ストリーミング数としても最大となった。9種類のバリエーションが後押ししたアナログレコードの売り上げは118,000枚に達し、1991年以降のロックアルバムとして最高週を記録。その他、3種類のCD盤や4曲のボーナストラックを追加したデラックス・デジタル版もリリースされている。同作のタイトル曲は、Adult Alternative Airplayチャートで11週連続1位を維持しており、アルバムの好調なチャートアクションを支えている。全17曲を収録した本作の一部は、ナッシュビル近郊のFire Tower Farmと、ニューヨーク州北部のAaron Dessnerのスタジオ「Long Pond Studio」でレコーディングされた。Kahan、Dessner、Gabe Simonがプロデュースを手掛け、虫やポーチ(玄関ポーチ)といったモチーフを通して、人間関係、メンタルヘルス、そしてバーモント州でのルーツを探求している。Bon IverのJustin Vernonは「Downfall」などでバッキングボーカル、バンジョー、ギターを担当。DessnerはKahanを「今日我々が持つ中で最も輝かしいソングライターの一人」と評している。制作は困難を極めた。2024年9月の「Stick Season」ツアー後の燃え尽き症候群により、Kahanは教師や庭師への転身を考えたという。2025年3月のジョシュア・ツリーへの旅行がきっかけで侵入思考に悩まされ、セラピーでOCDと診断された。「ジョシュア・ツリーでの時間は最悪だった」と彼はRolling Stone誌に語っている。その後、抗うつ薬Lexaproの再服用が回復と創造性を助けた。2022年のバイラルヒット「Stick Season」はグラミー賞の最優秀新人賞候補にもなったが、同作はリリースから179週目にして再びトップ10入りを果たし10位を記録した。Kahanはバーモントとナッシュビルを行き来し、妻Brenna Nolanとのプライバシーを大切にしながら、自身が立ち上げた「Busyhead Project」を通じてメンタルヘルス支援に660万ドル以上を寄付している。今夏には完売したスタジアムツアーが開始される予定で、7月4日にはRolling Stone主催の「Stateside Festival」への出演も控えている。自虐的な一面もあり、自身の外見や農場での釣りについて「孤独な瞬間にこそ、自分自身が何者であるかを知ることになる」と語っている。なお、同週のチャートではKehlaniのセルフタイトルアルバムが69,000ユニットで4位に、伝記映画の公開に伴いMichael Jacksonの「Thriller」が45,000ユニットで7位に再ランクインした。チャート詳細はBillboard.com(5月5日)を参照。